2022年8月22日(月)に『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』について、新しいポケモン・新しい技・新しい道具・「テラスタル」の続報など、様々な新情報が公開されました。
今回は、最新映像で発表された内容だけでなく、公式サイトのみで確認できた情報も含めて、一気にまとめて確認してきましょう。
新しいポケモン
「モトトカゲ」
「モトトカゲ」は、今回の新情報の中で、唯一紹介された新しいポケモンです。
映像の中ではわかりませんでしたが、更新された公式サイトを確認すると分類が「ライドポケモン」とあり、以下の記述も確認できます。
人とともに生活するポケモン
古くから、パルデア地方の多くの家庭で人と一緒に生活してきたポケモン。
引用:モトトカゲ | 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト
穏やかな性質で、人々は日常的にその背中に乗って移動します。
嫌がらないのは、人の体温で苦手な寒さをしのげることが理由なようです。
上記の設定もさることながら、今作の伝説のポケモンである「コライドン」と「ミライドン」とよく似たフォルム、そして2体の伝説のポケモンは”冒険のお供として主人公がライドすることができる”ということがすでに発表されているため、この「モトトカゲ」が『ポケットモンスター サン・ムーン』の「コスモッグ」のように、どちらかの伝説のポケモンに進化するのでしょうか?
「モトトカゲ」という名前は、バイクのような見た目であることから「モトローラ」が由来であることも考えられますが、「コライドン」と「ミライドン」の”元”となっているという意味があるように思えます。
急遽1体だけ発表された新しいポケモン「モトトカゲ」、今後の情報が気になりますね。
番外編:「キノガッサ」
過去作のポケモンではありますが、今回の映像から、「キノガッサ」が『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に参戦することが確定しました。
前作『ポケットモンスター ソード・シールド』では未登場だった「キノガッサ」ですが、一見キュートな見た目からは想像もできない恐ろしいポケモンであり、ネット上では「キノガッサ内定」がトレンド入りするほど、トレーナーたちの”喜び”と”絶望”の声を集めています。
・『ポケモンSV』「キノガッサ内定」が“喜び”と“絶望”でトレンド入り!「キノコのほうし」や「ポイズンヒール」のトラウマとは
くさタイプ以外を”100%”の確率でねむり状態にする「キノコのほうし」を覚え、全ポケモンの中でもトップクラスの攻撃種族値で全力で殴ってくるその様に、トラウマを植え付けられたトレーナーも多いことでしょう。
様々な新要素が発表される中で、過去作のポケモンながらトレンド入りするとは、良くも悪くも人気の証拠ですよね。
新しい技
「しっぽきり」
「しっぽきり」は、自分のHPを削って「みがわり」となる分身を出し、その後、控えのポケモンと入れ替わる技です。
似たような技に「みがわり」がありますが、その応用技といったイメージでしょうか。
「みがわり」の消費HPは最大HPの1/4ですが、映像を見る限りでは、技を使った「モトトカゲ」のHPが1/2になっているため、完全に上位互換というわけではなさそうです。
消費HPが違うとなると、出した分身の耐久力も違うのかが、気になるところですね。
覚えるポケモンによっては、対戦環境に大きく影響を与える、非常に強力な技になりそうな予感がします。
新しい道具
「ものまねハーブ」
「ものまねハーブ」は、相手の能力が上がったときに、持たせたポケモンも”1度だけ”同じように能力を上げることができる、新しい道具です。
”1度だけ”という特性上、非常に使い所の難しい道具だと感じますが、決まれば強力なコンボを生み出せそうです。
「いかさまダイス」
「いかさまダイス」は、持たせたポケモンが連続技を使うと、攻撃の回数が”多くなりやすくなる”、新しい道具です。
映像では、「キノガッサ」がタネマシンガンを5回全てハピナスに当てることで、ハピナスを倒している姿が確認できます。
確定ではなくランダム要素が強いため、どれぐらいの確率設定かによりますが、設定次第では「キノガッサ」や「パルシェン」などの強力な連続技持ちポケモンたちの持ち物の選択肢にあがるかもしれません。
「おんみつマント」
こちらは、映像での紹介はなく、公式サイトの更新情報のみで公開されている情報です。
「おんみつマント」は、持たせたポケモンの体を包み隠すことで、相手の技からの追加効果を受けなくなる、新しい道具です。
公式サイトでは、ねこだましによる”ひるみ”効果なくなっていることが確認できますが、ねっとうの”やけど”はどうなるのか?など、”追加効果”の範囲が気になるところですね。
「テラスタル」の新しい情報
タイプを変えて一発逆転
「テラスタル」は”タイプを変えることができる”と言われていましたが、その意味を理解できる情報が公開されました。
映像ではまず、いわ・ほのおタイプの「セキタンザン」が登場し、「テラスタル」してみずタイプに変化します。
相手の「ロトム」が使ったハイドロポンプは、みずタイプの強力な技で、セキタンザンは通常であればみずタイプの技は4倍のダメージを受けてしまう弱点です。
しかし、「テラスタル」をしてみずタイプに変化したセキタンザンには、「効果は 今ひとつ」でほとんどダメージが入りません。
さらに、「セキタンザン」は特性「じょうききかん」が発動し、素早さが大きく上昇するといった、「テラスタル」を用いたコンボも披露されました。
また、映像ではさらに、いわ・あくタイプのバンギラスがゴーストタイプに変化することで、4倍弱点である「エルレイド」のインファイトを無効化するシーンも確認できました。
このように、「テラスタル」をすることで、ポケモンは、所持しているテラスタイプ”単属性”に変化することができることがわかりました。
ただし、1度「テラスタル」をするとそのバトル中はずっと「テラスタル」状態になってしまうので、使い所はよく考える必要がありそうです。
テラスタルでタイプが変化する新しい技「テラバースト」
「テラバースト」は、わざマシンで覚えることができる、ノーマルタイプの技です。
”テラスタルしたポケモンが放つときのみ”テラスタイプと同じタイプの技に変化し、強い力を発揮するということで、過去作にあった個体値で属性が変化する技「めざめるパワー」によく似ています。
ただし、「めざめるパワー」は特攻技でしたが、「テラバースト」は使用するポケモンの攻撃と特攻、いずれか高い方でダメージを与えることができるので、「めざめるパワー」よりも使い勝手は良くなりそうです。
映像では、ゴーストタイプに変化した「バンギラス」が、「エルレイド」のインファイトを無効化した後に、ゴーストタイプの「テラバースト」で「エルレイド」を倒している姿が確認できます。
これで、そのポケモンが本来覚えない技のタイプでも、「テラスタル」する意味が生まれたということになりました。
今回、防御面だけでなく、攻撃面でも大きな可能性を秘めていることがわかった「テラスタル」ですが、やはり気になるのは、「テラスタイプが1体のポケモンに対してどの程度用意されているのか」でしょう。
1体につき全てのタイプの可能性があるとなると、有用なテラスタイプはある程度絞られてくるとはいえ、その戦略は本当に無限大です。
さらに、お目当てのテラスタイプを引き当てるための厳選作業も、どれほど大変なのか気になってしまいますよね。
昨今のシリーズの流れから、厳選作業はどんどん楽なものになってきているため、ここで「めざめるパワー」のときのような環境に戻るとは考えづらいですが、果たして…。
対戦機能「バトルスタジアム」
カジュアルバトル
勝敗の記録が残らず、気軽に楽しむことができるバトルモードです。
どのポケモンでも、制限なくバトルに参加できることも、魅力の1つです。
ランクバトル
世界中のポケモントレーナーたちと、バトルの腕を競い合うことができるバトルモードが、『ポケットモンスター ソード・シールド』に引き続き登場します。
対戦の結果に応じて、前作同様ランクが変動していきます。
ランクごとに階級が決まっており、こちらも前作同様、最上位の階級「マスターボール級」では、世界一のポケモントレーナーを目指して順位を競い合う熾烈な戦いが、日夜繰り広げられます。
インターネット大会
エントリー方式で、大会にエントリーしたトレーナー同士で、バトルを楽しむことができるバトルモードです。
【公式大会】
公式によって開催され、いろいろなルールで順位を競う、特別な大会です。
【仲間大会】
トレーナー自身で大会を開催したり、他のトレーナーが主催の大会に参加することができる大会です。
レンタルチーム
前作にもあった、インターネット上で公開されているIDを入力して、簡単にバトルチームを借りることができる機能です。
初心者の方がポケモンが育成できていなくても、強力なトレーナーのバトルチームを借りて、バトルに挑戦することができます。
また、自分の育てたバトルチームを公開して、世界中のポケモントレーナーに使ってもらうことも可能です。